2011年08月25日

飲酒について

こんばんは。
 今日は、飲酒についてお話します。
 お酒を一滴も飲めない私が、こんな話をするのは若干気が引けるのですが、ちょっと意外な話を聞いたので、それをご紹介します。

 まず、皆さんは二日酔いがどうして起こるのかご存知でしょうか?
 人間がお酒(エチルアルコール)を飲むと次のような過程を経て、体外に放出されます。
 エチルアルコールが摂取されると体内で、まずアルコール脱水素酵素によりアセトアルデヒドに分解され、さらにアセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)により、酢酸へと分解され、最終的に水と二酸化炭素に分解されることにより体外に放出されます。
 アルコールの中間代謝物質であるこのアセトアルデヒドは毒性が非常に強く、その毒性により引き起こされる症状(吐き気や頭痛など)が二日酔いなのです。
 お酒による本来の酔いというものは、アルコールによる脳の麻痺であり、この二日酔いとは原因が全く異なるものなのです。

 一般にお酒が強いとされるのは、ALDHの働きが良く、アセトアルデヒドが速やかに分解されるので、アセトアルデヒドの毒性により引き起こされる症状がほとんどなく、心地よい酔い(脳の麻痺)が味わえることのできる人であり、本来の酔いは、摂取したアルコールの濃度に応じて起こるものなので、人により本来の酔いに変わりがあるわけではないそうです。

 ここまでは、ご存知の方は結構居ると思います。で、私が意外に思ったのは次のような事実です。
 このALDHの働きの良し悪しは、生まれつきに体質によって決まり、日本人(いわゆる黄色人種)は、このALDHの働きの良い人の割合は、5〜6割だそうで、残りの3〜4割はALDHの働きがあまり良くない、ホントは飲めない人で、さらにALDHの働きが非常に悪い、いわゆる下戸タイプが約1割だそうです。

 つまり、日本人で体質的に飲める人は半分ぐらいしか居ないそうなんです。いやー、これは意外でした。ちなみに、白人や黒人は、体質的にほぼすべての人がALDHの働きが良いのだそうです。これも意外でした。

 ですから、よく『鍛えれば飲めるようになる!』と言って飲酒を強要する方がいますが、それは全くの間違いで、ALDHの働きの弱い人が飲酒をし続けるとアセトアルデヒドの毒性の影響を長時間受けることになり、飲酒に伴う各種疾患を患う可能性が高くなるのです。
 事実、各種疫学調査によると、同じ量の飲酒を継続した場合で、咽頭がん・大腸がん等飲酒習慣と関連すると考えられている疾患の発症率が高いことが知られているそうです。

 というわけで、飲める人は飲めない人に飲酒を強要するのは止めましょう。その人の寿命を縮める行為ですから。
 また、飲めない人は、飲酒を強要する人にこの話をして断固拒否しましょう。自分の寿命に係わることですから。
 さらに、自分が飲める人なのか(すなわちALDHの働きが良いかどうか)を見極めて、自分の飲酒習慣を考えましょう。(エタノールパッチテストで簡単にわかるそうなので。)

 というわけで、今日はこの辺で。

引用HP
二日酔い(2011年6月26日(日)04:47UTC版)『ウィキペディア日本語版』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E6%97%A5%E9%85%94%E3%81%84

アセトアルデヒド脱水素酵素(2011年4月8日(金)07:42UTC版)『ウィキペディア日本語版』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%BB%E3%83%88%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%87%E3%83%92%E3%83%89%E8%84%B1%E6%B0%B4%E7%B4%A0%E9%85%B5%E7%B4%A0

エタノールパッチテスト『厚生労働省HP』
http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/alcohol/ya-023.html

posted by MASA at 00:00| Comment(0) | 雑談
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